2013年12月29日日曜日

Bpost bank Trofee#5-Azencross C1:レースレポート


大会名:   Bpost bank Trofee#5-Azencross C1
開催日:   20131227
開催場所:  ベルギー・Loenhout
カテゴリー: U23
リザルト:     37
天 候:   雨
コースコンディション: マッド

前日のワールドカップから二戦続けてのレース。 
Bpost bank Trofeeというベルギーで開催されているシリーズ戦に参戦。

コースは平坦基調ではあるが至る所に短いコブのような急坂や立体交差が造られていて、力の無い選手はこの急坂で体力を削られるが、上手い選手は逆にここでスピードを加速していく。朝の試走では晴れていたのでドライタイヤでも問題ないコンディションであったが、U23がスタートする時にちょうど雨が降り始め、厳しいコンディションとなった。

スタート前からほとんどコースを走り込めていないことへの不安、また前日のワールドカップの疲労が残っているのを感じていた。またしてもスタートから順位を落としてしまう。一瞬目の前にスペースが空いたにもかかわらず、落車を恐れて躊躇してしまった。
その後少し順位は盛り返したが、いまいち追い込み切れないままレースが進んでいく。
30番手中程だが、昨日より明らかにキレがない走りをしてしまっている。
しかし殆どの選手が前日に同様にワールドカップを走っているので条件は同じ。

雨が降り始めたことでどんどんとコースのコンディションは悪くなっていき、試走とは全く違うライン取りが求められ、ほとんど初めて走るコースのようだった。周りの選手の走り方やタイヤの滑り具合を参考にして最速ラインを探しながらのレース。泥レースの経験が少ない僕としてはこのレース自体が最高の練習でもあるので、自分の経験値を上げて次ぎに生かしていくためにも出来る限り集中して走るようにした。日本とは全く違う粘土のような土質、下りのスピードを生かして突っ込むようなコーナーが多く、テクニックで大きく差がつくコース設定。とてもハードだがこれぞシクロクロスなのだと思い知らされた。

37位でフィニッシュ。
今回のレースでは完走しただけの結果となってしまった。
まだまだ泥のレースでの自分の実力不足を痛感させられた。

Bpost bank Trofeeには年明けの11日にも出場する。
この二連戦で感じたことを形に出来るようなレースをしたい。
今はとにかく本場のシクロクロスのレースを沢山走って、自分の経験値を上げていくことが重要だと思う。最終的にワールドカップ、世界選手権で結果を残せるように、全力で一つでも多くのことを学んでいきます。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時



使用機材
バイク       ANCHOR CX6

コンポーネンツ   SHIMANO 6870 ULTEGRA Di2
ホイール      SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル         SHIMANO  PRO
ステム                      SHIMANO  PRO
ペダル       SHIMANO XTR
シューズ         SHIMANO  SH-M315E

ヘルメット                KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ     KABUTOOGKPRG-3(レッド)
バーテープ    KABUTOOGKBT-01

ウエア          Wave One 冬用長袖ワンピース

サングラス              OAKLEY Racing Jacket

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                                     レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

World Cup #4-Zolder:レースレポート



大会名:   UCI World Cup #4-Zolder
開催日:   20131226
開催場所:  ベルギー・
カテゴリー: U23
リザルト:        34
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ(一部区間でマッド)

シクロクロスのワールドカップ第5戦・Zolder大会に参戦してきた。
ベルギー各地では年末から年始にかけて毎日のようにシクロクロスが行なわれているので、この時期はスケジュールが詰まっていて、ワールドカップであるにも関わらず週末ではなく木曜日にレースが開催された。ベルギーのシクロクロスへ対する熱は本当に凄まじく、まさに国技と言った感じである。やはりシクロクロスの本場ベルギーのレースで結果を残したい気持ちは強いので、このワールドカップは非常に重要だと思っていた。

会場には前日入りしてじっくりとコースを走り込む。天気が良くて予想以上に路面はドライコンディションでハイスピードなコースになっていた。コース後半に斜面を一気に下るセクションが二カ所あり、ここだけは路面状態も悪かったので特に念入りにライン取りを確かめた。レース当日も晴れ。じっくり走り込んだのでコースに対する不安は無い。自分の力を出し切ることに集中して、しっかりウォーミングアップを行なってスタートラインに並んだ。

スタートは広いアスファルトの直線。今回こそはスタートを決めようと集中していたが、単純にパワー不足で出遅れてしまいスタート位置から10番手程順位を落とした状態でレースが始まった。1周目を終えて30番手中程の位置。まだ前には20番手台を走る選手も見えるので、まずはここに追い付くことを目標に全力で追い込んでいく。

念入りに試走したおかげでテクニック区間には自信があり、なるべく集団の前で走るようにした。登り、平坦共に調子は良くて特に周りの選手に劣っている感覚はない。
ただゴール直前にあるバイクを担いで土手を這い上がるセクションで、ランニング自体はなんとか他の選手のスピードについていけるが、バイクに飛び乗ってからペダルを踏み込む力が足りずに毎周回ここで2番手ほど順位を落としてしまっていた。ここでついた前の選手との差を取り戻すためにアスファルトの直線では単独で全力を出さなければならず、少しずつ体力が削られていく。
レース中盤は4人程の30番手パックで走っていたが、だんだんと苦手な区間でついた差を埋められなくなってきた。33番手の位置で最終周回へ。前の2人は見える位置だが、後少しの差を埋めることが出来ない。最後のランニングセクションで一人にかわされてしまい、34番手でゴールとなった。

課題は多いが、今回は特にトラブルもなく自分の実力を出し切ることができた。
トップとは350秒の差。シクロクロスでこの差がどれほど大きいかは理解しているつもりだが、まだまだこちらに来て2戦目だということを考えるとトップとの差を縮められる所は沢山あると思う。また今はレース中に競い合っているのはドイツ、アメリカ、スイスといった選手達だが、僕自身の実力をもっと上げてベルギー、オランダといったシクロクロス強国の選手達とワールドカップで競い合えるようになりたい。リザルトをみるとこの二国が13位までを独占しており、いかに強豪国であるかを思い知らされた。ワールドカップに参戦する唯一のアジア人として、この強豪国に絡んだレースをしてみたい。

次戦のワールドカップはイタリアのローマ。
しっかりと準備を進めて、今回の34位という結果を大幅に更新したいと思います。

これからも宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR CX6

コンポーネンツ   SHIMANO 6870 ULTEGRA Di2
ホイール      SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル      SHIMANO  PRO
ステム                      SHIMANO  PRO
ペダル       SHIMANO XTR
シューズ         SHIMANO  SH-M315E

ヘルメット                KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ     KABUTOOGKPRG-3(レッド)
バーテープ    KABUTOOGKBT-01

ソックス        Wave One

サングラス                OAKLEY Racing Jacket

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                                     レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

World Cup #4-Namur:レースレポート


大会名:   UCI World Cup #4-Namur
開催日:   20131222
開催場所:  ベルギー・Namur
カテゴリー: U23
リザルト:     42位(80%ルールにより完走できず)
天 候:   曇り
コースコンディション: 泥

全日本選手権を終えて、いよいよシクロクロスのヨーロッパ遠征が始まった。
これから2月3日に行なわれる世界選手権まで、シクロクロスの本場ベルギーを中心にワールドカップ4戦を含む7レースほどに出場していく予定だ。

そして初戦となるワールドカップ第4戦Namur大会にやってきた。
この大会には急遽参戦することが決まったため飛行機などの手配が遅れてしまい、会場に到着したのはレース前日の夜、試走は当日朝の1時間のみと充分とはいえない準備での出場となってしまった。8時半頃にようやく日が昇り始めて、ようやくコースを走ることができた。

Namurはとにかくアップダウンが激しいコースで、そのダイナミックなコース設定に驚かされた。日本ではまず考えられないMTBコースのような下りの斜度。特にハイスピードで突っ込むコーナーが多く、その全てが深い泥で覆われているためバイク操作が本当に難しい。MTBであれば落車に気を使うセクションは数カ所に限られるが、このコースでは全ての区間において僅かなバイク操作のミスが即座に転倒に繋がる。本当に気を抜くところがどこにも無いコースだ。

U23クラスには約60名のライダーが出走、僕は4列目からのスタート。スタートから石畳に覆われた急な斜度を駆け上がって行く。最近はこのスタートを意識した練習を取り入れているため、自分としては悪くないスタートが切れた。30番手後半ぐらいだろうか。脚の調子は良く、ここから順位は上げていける感覚がある。試走で感じた泥区間への恐怖心もレースが始まれば消えてしまい、逆に楽しむことが出来ていた。

少しずつ順位を上げていたのだが一周目の後半、下り区間でバイクが暴れた際に機材トラブルが起きてしまい、ペダルを漕げない状態となってしまった。ピットまでバイクを担いでのランニングを余儀なくされ、バイクを交換したときには順位は最後尾まで落ちてしまっていた。

1周目を終えたときのトップとのタイム差を見て完走が厳しいことは分かったが、とにかく出来ることをやろうと踏んでいく。気持ちが切れた状態では絶対にまともに走れないコースであり、この瞬間も日本では味わえない素晴らしい経験をしていることは間違いないのだから。前の選手とはかなりのタイム差が合ったがすぐに詰めることができ、順位を上げていく。落車やメカトラブルに合ってレースを辞めている選手も多い。80%ルールでカットされるまで順位を落とすことはなかったが、結果は42位。自分の力を出し尽くしたとは言えない悔しいものとなってしまった。

リザルトをみると完走者は29位までなので、トラブルが無かったとしても完走できたどうかは分からない。ただ調子は良かったので、もっと前の集団でレースを展開して自分の実力を試してみたかった。

だが次へ向けてという意味でもこのNamur大会を走れたことは大きい。やはり久しぶりのヨーロッパでのシクロクロスということで戸惑うことも多く、その気持ちの焦りがメカトラブルに繋がったのかもしれない。次戦は今回の反省を生かして、体調、機材ともに万全の状態で迎えたい。

次のレースは26日のWC第5戦・Zolder大会。同じくベルギーで厳しいコースであることは間違いないが、ワクワクした気持ちは強くなっている。

本場ヨーロッパのシクロクロスで少しでも多くのことを吸収しようと思っています。
これからも応援の程、宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR CX6

コンポーネンツ   SHIMANO 6870 ULTEGRA Di2
ホイール      SHIMANO DURA-ACE C35
ハンドル      SHIMANO  PRO
ステム                      SHIMANO  PRO
ペダル       SHIMANO XTR
シューズ         SHIMANO  SH-M315E

ヘルメット                KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ     KABUTOOGKPRG-3(レッド)
バーテープ    KABUTOOGKBT-01

ソックス         Wave One

サングラス               OAKLEY Racing Jacket
         レンズ Light Positive Red

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                                     レース前(アップ中):SAVASスポーツウォーター 
          レース後:リカバリーメーカーゼリー