2014年3月18日火曜日

UCI class2 Valladolid:レースレポート


大会名:   UCI class2
       Open de Espana-Cofidis_XCO Internacionales Ciudad de Valladolid            
開催日:   2014316
開催場所:  スペイン・Valladolid
カテゴリー: U23(エリートと混走)
リザルト:     25位(U23では7位)
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

今シーズン2戦目となるレースを再びスペインで走ってきた。
今回のレースは先週よりUCIカテゴリーは低いもののワールドカップ開幕までに少しでも多くのUCIポイントを獲得したい気持ちは皆同じであり、再び多くの強豪選手が顔を揃えた。

先週は久しぶりのXCレースであったこともあり、レース後の身体の回復がいつもよりも遅れていることを感じていた。それでも本格的なレースシーズンが始まるほど追い込んだ練習ができる日は少なくなってしまうため、ワールドカップ開幕までに一ヶ月を切ったこの時期にしっかりと走り込んでおくことは重要なはずだ。水曜日、木曜日はかなり強度の高い練習に取り組んだ。その影響で土曜日のコース試走ではまだ脚に疲労が残っていることを感じ、必死にリカバリーに努めた。

レース当日の日曜日。ぐっすりと眠ることは出来たが、まだ疲労は残っているように感じた。もう時間はないので、あとはレースまでの数時間で少しでもパフォーマンスが上がるように最後の準備を進める。

今回は最前列からのスタート。100人近い選手がエントリーしている。しかしスタート時間が40分も遅れ、スタートラインに付いてからも20分近く待たされる。スペインのレースではよくあることだが、これには少し参った。笛の音でようやくスタート。クリートキャッチには失敗したが出遅れることはなく、トップが見える位置で最初のダブルトラックの登りをこなすことが出来た。最前列からスタートしたのだから当たり前のことではあるが、スタートで出遅れてしまうことが多い自分にとっては成長できていることを感じた部分であった。

しかしまだまだ課題が多いことを突きつけられる。比較的傾斜面の登りは周りのスピードに対応できても、下半身だけでなく上半身のパワーも必要になるようなMTBレース特有の急な斜度の登りでは明らかに周りの選手より遅い。
一周目は10番台半ばで通過したが、2周目は少しずつ順位を落としていく苦しい走りが続く。

3周目からようやく周りのスピードに慣れ始め、順位を落とすことはなくなった。
今季から乗っているバイク、XR9の性能の高さにも助けられる。リジットバイクでありながら27.5特有の取り回しの良さがあり、登りだけでなく下りでも良い意味でバイクの軽さを感じた。

今回レース時間が普段よりも長く2時間近くになったことと、スタート時間の遅れが原因でラスト2周はエネルギーが切れかかっていることを感じた。心拍数は練習時よりも低い値なのに、脚に力が入らない。SAVASのピットインリキッドを摂って、必死にゴールを目指した。ラスト一周で同じU23の選手に抜かれて気持ちが折れかけたが、ここで諦めては絶対に後悔すると自分を鼓舞して再び追いかける。最後の登りでなんとかこの選手を振り切り、ゴールラインまでスプリントで追い込んでゴール。調子が良くない中で辛いレースではあったが、今できる走りはしたという手応えはゴール後に感じることが出来た。

今回のレースから得たことは普段からレースで走るような路面で練習しなければいけないということ。具体的に言えばMTBのギヤでなければ登れないような急斜度でトラクションの悪い路面である。こういったところで普段からトレーニングしていく必要があると感じた。

次回のレースは2週間後。時間があるのでしっかりと練習で身体を追い込み、回復させてからレースに臨むことが出来るはず。

次こそは良い報告ができるように頑張ります。
応援とサポートの程、ありがとうございました。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR XR9

コンポーネンツ     SHIMANO XTR
ハンドル     SHIMANO  PRO
ステム               SHIMANO  PRO
ペダル      SHIMANO XTR
シューズ           SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット                KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ     KABUTOOGKPRG-3(レッド)

ウエア           Wave One レジェフィット

サングラス                OAKLEY Racing Jacket
         レンズ positive red

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                                     レース中:SAVASスポーツウォーター 
               ピットインリキッド
          レース後:リカバリーメーカーゼリー

2014年3月11日火曜日

UCI class1 Banyoles:レースレポート


大会名:   Copa Catalana International BTT 2014-Banyoles XC
開催日:   201439
開催場所:  スペイン・Banyoles
カテゴリー: U23(エリートと混走)
リザルト:     34位(U23では13位)+8:11
天 候:   晴れ
コースコンディション: ドライ

今季初戦となるMTBXCのレースを迎えた。
去年も出場したスペイン・BanyolesでのUCIレース。昨年はUCIカテゴリー2であったが、今年はカテゴリー1のレースとなったために、特に国境が近いフランスの強豪選手などが多く集まったレースとなった。

シクロクロスシーズン終了から本格的に練習を再開してまだ2週間。このレースに向けてという意味では準備不足であることは間違いないが、一ヶ月後のワールドカップ開幕のためにも今のうちからレースをこなしておく必要がある。シクロクロスシーズン後半は不調に終わってしまったが、その疲労感からもようやく抜け出すことができ、特に今週の練習では日ごとに調子が上がっているのを数字的にも体感的にも感じていた。レース前日、土曜日のコース試走の感覚も非常に良かったので、あえて走り過ぎないように短めに練習を切り上げて翌日のレース本番に備えて身体の調子を整えた。

スタートは3列目。140人近い選手がエントリーしているため、この位置からスタートできることは嬉しい。前にはオリンピックチャンピオンのアブサロン選手やワールドカップで表彰台にのぼるような世界トップクラスの選手が顔を揃える。

定刻通りにスタート。僕は真ん中の位置にいたのだが、なんとスタートしてすぐに前の選手が落車。転倒はしなかったがこれに巻き込まれてしまい早くも先頭から遅れてしまう。ただ僕より後ろの殆どの選手が巻き込まれたため大きく順位を下げることがなかったことが幸いであった。最初の登りに入ると少し前を第2集団が走っているのが見える。ここに追い付くパワーが欲しいのだが、なかなか順位を上げられない。それでもこの冬に取り組んできたシクロクロスの効果で、悲鳴を上げるようなキツさは感じずに走れている。
2周目に入って登りを使って順位を上げていく。自分の位置は分からないが、走っている感覚は良好でレースを楽しめている。こういったレースを最近出来ていなかったことを思い出した。追い込むこと、競い合うことを身体が受け入れている感じ。
今回タイヤの空気圧をかなり下げていたので、他の選手がスリップするような登りでもダンシングでパワーをかけて走ることができて順位を上げることができた。
また下りのスピードを生かして一気に駆け上がるような短い登りでは、自分はどちらかというと今まで苦手意識があったが今回のレースではパワフルに走れていたと思う。毎年感じることだがシクロクロス後はレース中のコースに対する読みが鋭くなっていて、休むところと踏むべきところの判断がしっかりとできていた。

ゴールをくぐるまで全力を出し尽くしたレースをすることが出来た。結果は34位。
正直走っている感覚からいくともっと上の順位だと思っていたので残念であるが、トップとのタイム差は去年よりも3分近く縮めることができている。
悔しい結果ではあるが下を向かずにまだまだ追い込んでいきたい。
今回は久しぶり自分の力を出し尽くしたレースができて、今は非常にスッキリとした気持ち。
これから始まるシーズンが楽しみで仕方がない気分である。

ワールドカップ開幕まで残り一ヶ月。引き続き練習、食事、休養の全てのバランスに気を使って万全の体調に仕上げていきたい。

今週末は同じくスペインでUCIカテゴリー2のレースを走ります。
レベル的には今回のレースより一段下のレースとなるので、しっかりと結果も求めて行きたいと思う。

今シーズンも宜しくお願い致します。

BRIDGESTONE ANCHOR CYCLING TEAM
沢田 時

使用機材
バイク       ANCHOR XR9

コンポーネンツ   SHIMANO XTR
ハンドル      SHIMANO  PRO
ステム                      SHIMANO  PRO
ペダル       SHIMANO XTR
シューズ         SHIMANO  SH-XC90

ヘルメット              KOOFU WG-1 スペシャル・チームカラー(U23チャンピオン仕様)
グローブ      KABUTOOGKPRG-3(レッド)

ウエア         Wave One レジェフィット

サングラス             OAKLEY Racing Jacket
         レンズ:positive red

サプリメント     SAVAS(株式会社明治)
                                     レース中:SAVASスポーツウォーター、ピットインリキッド
          レース後:リカバリーメーカーゼリー